自分の生き方を改革する

思い返してみると、あまりろくな人生じゃなかったように思う。

 

小さい頃から自分の意見は言えなかった。

 

あまりいい思い出もない。

 

人の顔色ばかり伺うようになって、怒られたりしないかヒヤヒヤして。

 

一体俺は誰の人生を生きていたんだろうか。

 

自分の人生を変えたいなんて、ずいぶん前から思っていた。

 

それでも、自分の選択肢は狭いままで。

 

それはなぜかを突き詰めていくと、自分がずっと安全圏にいたからだ、としか言えない。

 

傷つくことを、知識を得ることを恐れ、ずっと自分の居心地のいい場所にいたからだ。

 

臆病で、自分から一歩を踏み出そうとしない。

 

そのために傷つかないように、小手先の技術は身に付ける。

 

そしてできあがったのは、器用貧乏。

 

生きることにさえ器用貧乏になってしまっていた。

 

社会には迎合するものだと思っていた。

 

起業をしたり、自分のスキルを使って稼ぐことなんてできないと思っていた。

 

きっと成功している人は、自分とは違う人種で、そもそもの出来が違う人種なのだと思っていた。

 

親の言いなりでさえいれば、最低限生きていくことに困ることはなかった。

 

でもやっぱり。

 

それはいったい誰の人生なんだろう。

 

俺の人生や、俺の生き方はどこにあるんだろう。

 

他人の言う「当たり前」に従って、周りの批判を恐れて生きることのどこに自分がいるんだろう。

 

都会に住んでいない人は閉塞的だ。

 

時代が一瞬一瞬に進化を遂げていることに気づかない。

 

気づいても、今のままの現実を受け入れる。

 

今から変わらなくても最低限生きては行けるのだから。

 

それなら、どこにも変わる必要もないし、変化も進化もしなくていい。

 

でも、だけど、それじゃ。

 

人間に与えられた権利を放棄しているのと同じだ。

 

そんなの、ただの動物だ。

 

もう逃げるのも、甘えるのも、やめよう。

 

自分の人生に責任を持とう。

 

人生は自分次第であることを証明していきたい。