陣太鼓ってお菓子知ってる?
周りからすると、「全く食べなそう」と言われるが、
実は俺、茶菓子が大好きだ。(酒ばっか飲んでるのもあるだろうけど)
特にどら焼きや、羊羹等、あんこを使ってあるものなら大好物。
しかし、食べない。
好きすぎて、食べ始めたら止まらないのが分かっているからだ。
熊本名物「陣太鼓」をご存知だろうか?
「お菓子の香梅」というメーカーが作っている茶菓子だ。
子供の頃、祖父だか祖母だかが大好きで、常に実家に置いてあった気がする。
その頃によく食べていて、ずっと好きな茶菓子なのだ。
しかし、これだけは納得できないということが何年も前に起こった。
いつからか、付属してくるナイフがプラスチックから紙に変更されていたのだ!!!(自然環境に配慮した結果らしい。これは優しい。)
とは言うものの、こちとら幼い頃からプラスチックナイフで陣太鼓を切ってきたわけだ。
これがどうも難しいのだ。
前にやった時はナイフのほうが、陣太鼓にやられてしまった。
だから今回は慎重にやっていくしかない。
ちなみにこの陣太鼓は、紙ナイフの件と陣太鼓への愛をひたすら語ってたら、
店員のおばさんも紙ナイフに同意見だったのも手伝って、
「そこまで愛があるとは…」みたいな感じでタダでくれた。
今の時代そんなRPGみたいなことってあるんだね。
そんな安いものじゃないんだけど。(たぶん試食用とかだったんだろう。)
と、こいつでカットしていくよ。
気を抜くとすぐに紙ナイフがへにょってなるから、なるべく直角に切れ込みを入れる。
陣太鼓に十文字斬りをかます。
少し粘度のあるものがナイフに付着した。
そう、これは内側に餅が入っているからだ。
子供の時は少しでも多く食べたくて、十文字斬りを2回かましてたんだよね。
でももう大人だから、贅沢に4分割で。
もうこれが本当に美味いのなんのって…。
びろーん。
あんこの甘みに絶妙にマッチする中の餅の甘み、そして食感。
この味付けはまさに神がかってる。
食感も、硬すぎず、柔らか過ぎずの絶妙バランスだ。
…やばい、この時点で完全に落とし所を見失っている。
何も面白いことができていない。
どちらかというと、タダでものを貰えたことに感動する記事のほうがよかったかもしれない。
いや、でも今回のは「紙ナイフでも上手く切れるようになったよ」的な報告も含めて。
ごちそうさまでした。