生き方、働き方を考える〜フリーランスとは〜
今まで生きてきて、誰かに「仕事何やってるの?」と聞かれることは多い。
それは過去に付き合いのあった友人であれば、”今”とその質問の頭についたりする。
…俺は昔から、その質問が何の意味もないと思っている。
というか、聞いたところで何の意味があるんだろうか。
聞いたところで、何が満足するんだろうか。
確かに俺だって、髪の色が派手とか、刺青とか、顔面ピアスとかある人なら
「何やって生計立ててるんだろう?」という疑問くらいは湧く。
だけど、単純に日焼けしてて筋肉質とかだったら外の仕事だろうし、
髪が短髪にしてあるなら営業とか、接客とか、それくらいの感じで予想はつくし、むしろそれくらいの関心しかない。
というか、みんなそうなはずだ。
本人じゃないんだから、興味はないだろう。
俺なんて、基本的に髪の毛は染めているし、メイクもしてる。
ピアスの拡張もしてるし、口ピアスもしてる。
だから、確かに皆が皆「仕事何してるんだろう?」と思うのは分からないではない。
俺は最近、「フリーランスやってる」ということが多くなった。
そこから先を追求してくる人はほとんどいないからだ。
実際に今の俺の生き方は、フリーランスと言っても過言ではないはずだ。
という記事で、自分の生い立ちから、生き方への考えを語った。
今回は、働き方のお話。
昔の俺は、お金は「企業に属して汗水流して働いてからいただくもの」だと考えていた。
いや、もちろんその必要性が出てくるのであればそうするし、それを選択することが悪いこととは言わない。
少し前の話になるが、一時期、
サラリーマンはオワコン、これからはフリーランス
だとか
朝から通勤電車に揺られるとか馬鹿じゃねーのwww
みたいに主張する馬鹿がいた。
言いたいことはわかるが、世の中にはその働き方で満足している人がいるということをまったく理解していないことが問題だ。
「会社行きたくない」とかそういう感じで病んでしまう人ばかり…とは限らないのに、サラリーマンを一括りにしてオワコンとか言うのはバカ丸出しで滑稽だと思う。
ちなみに今では減ったけど、そういうバカはやっぱりいるみたいだ。
自分の生き方を他に強要するような言い方は、社会の中のそれぞれの会社が作ったルールを社員に強いるのと同じだ。
話が逸れたが、自分の生き方とか働くところにグチグチ言いながら嫌々働く人には、「じゃあ違う生き方をすればいいじゃん」って思う。
結局、「それはできない」とか「自分はこうだから無理」と限界を決めて何もやらない人が多い。
限界を決めてしまうのは、俺にもあるあるなので強く言えないところではあるのだけど。
そういえば俺は、一度も就活をしたことがない。
正社員や、正規雇用を経験したことがないのだ。
これは人によって驚かれるのだが、俺は正社員や正規雇用というものに大して魅力を感じたことが一度もない。
おそらく人によってはこんな俺を「コイツよりかはマシだ」と思う人もいるだろうが、別にそれならそれで構わない。
それで誰かが救われるんなら、俺はいくらでも喜んでピエロになってやる。
そもそも普通にバイトの立場でも真面目に働いていたら、正規雇用の話はいくらでもくるわけで。
あ、でも当時は評価されてて嬉しかったけど、”会社の定めたルール”を完全に操り人形のように守っていたからであって、今考えてみたら自分なんてどこにもないと気づいた。
今の俺からしたら反吐が出るくらい嫌な過去だ。
会社に属して働くことが悪いこととは思わない。
その方が、融通がきくこともあれば、付き合いの幅も広がることがある。
確かにそういう生き方に憧れたことがないというと嘘になる。
だけど、会社で生きようとすると不都合は出てくるのだ。
髪は伸ばしちゃいけない、染めちゃいけない、上司の言うことは黙って聞け、上司より先に帰ってはいけない空気、有給消化できない…
バイトでさえこんないくつも出てくるんだから、そりゃあ生きにくい。
自分のやりたいことを潰してまで、自由を潰してまで、属したくない。
そうなるとフリーランスという生き方はすごく身にあっていると思う。
そういえば、俺はフリーランスとして生きている、と言ってる。
だけど、実はフリーランスがどういったものかそこまで理解していない。
何をどうしたらフリーランスなのかがよく分かっていない。
子供の頃、お小遣いを得るために、親の手伝いをしなかっただろうか。
それと同じような感覚でいるのだけれど。
確かに生きていくだけで精一杯だ。
安定した収入が毎月あるわけじゃない。
とても一人でなんて生きていけない。
飲み会に行ったりした時に
「ここの代金はいいよ、楽しかったから」
そう言って多めに出してくれる人達がいる。
その度に実感する、そういう縁を大事にしていきたい、と。
払いたくない人には一円も出したくないものだから。
そして、そういう人たちに恩返しもしていかなければいけない。
ただ結局のところ、会社や社会を通さなくてもお金は回るわけだ。
収入のないフリーランスなんて、ニートのようなものだけれど、こうやってでも何とか生きていけるということは分かった。
働き方について悩む人は、一度全部捨ててもいいかもしれない。
俺はいい歳して、正規雇用未経験だと言ったけど、別に恥ずかしいこととは思っていない。
自分の選んだ生き方や、働き方をグチグチ言ってる方が恥ずかしいと思う。
じゃあ選ばなきゃ良かったじゃんって話になるよね。
今はまだ自分の生活が安定してないけど、楽しく生きてるし、それを貫いた結果何があるのかってのを見てみたい。
でもいつか、船長(garaman大砲さん)が言ってるのと同じだけど、俺もとんでもない数の人たちを呼んで宴をしたいんだよなあ。
俺の場合は本当に恩返し。
俺のために時間もお金も使ってくれてるわけだから。
もらいっぱなしってのは、どこか居心地が悪いんだよなあ。
そのために、今は力をつけなければいけない。
というお話でした。