”子どもはカレーが好き”は勝手な価値観の押し付け

 

俺の弟は、子供の頃からあまりカレーが好きじゃなかった。

 

そんな弟を見て、母親は「カレーが好きじゃない子供は珍しい」なんてよく言っていた。

 

ここ最近、価値観の角度の違いを考えるようになってから、思う。

 

それは勝手な押しつけだ、と。

 

キンコン西野さんが「子供向けですか?」と聞いてくる親が聞いてくるのはおかしいみたいなことを言ってた。

 

子供だって自我はあるし、大人が勝手に「我が子には可愛いものを好きであってほしい」なんて思ってるだけ、みたいな。

 

きっとカレーもそんな感じなんだと思う。

 

”カレーが好きな子供が普通”だから、うちの子も普通であってほしい、みたいな。

 

でもこの時代になってみれば、”普通”というものが曖昧になってきてる。

 

特に思い返してみれば、カレーを嫌いな知人なんて結構いる。

 

家のカレーが嫌いで給食のカレーが好きだって人とかもいれば、

 

日本のカレーよりタイカレーとか、スリランカカレーとかが好きって人もいる。

 

そもそも”カレー”というジャンル一つとって、いろんな辛さや、いろんな種類があるのに、

 

なんで”子供はカレーが好き”なんて風潮が生まれ、それを押し付けようとすることになったのか。

 

きっと日本教育に毒されてしまっているんだ。

 

子供は皆が思うほど、カレーが好きじゃない。

 

…いや、すまん。

 

自分の子供はいないからわからないけど、みんなから聞いた意見をまとめた結果だから、違うかもしれない。

 

でも意外にみんなカレー好きじゃない。

 

それだけは、覚えていた方がいいような気がする。

 

自分の思ってる常識なんてもう通用しなくなってるんだから。

 

親や社会に言われたものだけを正解だと思うな。

 

正義だと思うな。

 

そういう教訓。

 

ちなみに、俺はとってもカレーが好き。

 

二週間毎日三食カレーやったことある。

 

その時は、母親がひいてた。

 

ちなみに一番びっくりするのは、あんなに弟がカレーが嫌いなことに苦言を吐いていた母親が

 

カレーを嫌いなこと。