”働き方”と”生き方”のエターナルポース
「修行」とは
先日、しばらくTwitterを見てなかった俺は、船長であるgaraman大砲氏の「修行」という決断を知らなかった。
【garaman雑用修行編】
— garaman大砲☠️友達王 (@teikoku_circus) 2020年1月9日
活動と仕事の傍ら、
師匠の割烹屋で不定期に
『100日修行』することにしました。
料理人を目指すわけではないし、
はたからみたらただのバイトなんだけど。
お金はいただかず、
シンプルに"超一流の生き様"を近くで盗んできます。
進化には
想像を絶する厳しさが不可欠‼️ pic.twitter.com/4ORMT8MrgR
ちなみに知ったのは、少し前に熊本で集まって、KZS×の打ち上げである「海賊墓場」をした日の昼のこと。
とぅがーさんの運転する車の中で、2人が話していた内容から察しただけ。
この時俺は、Twitterも見てないし、メイクの途中だったってのもあって話に入れなかった。
”働く”の概念
俺は一言で言えば、”フーテン”と呼ばれるような生き方をしているのだが
前々から主張しているように、「働きたくない」わけではない。
「働かせてくれない」のだ。
この髪色だと何かとしんどかったりする。
しかし生活には金がかかる。
目先のお金を追うには、バイトでも日払いでも雑用でも何でもやるしかない。
最近は間違った考えとして定着しつつあるが、俗な言い方をするなら
”働いた見返りにお金を得る”ということ。(今はそんな時代じゃないのは知ってるけどね。)
というか、そもそもそういうものじゃない?
働くってお金得るためにやるわけでしょ?
だから、やりたくもない仕事をやるしかなかったりするわけだよね。
俺は今の生き方を選んだのに、軸がブレブレ。
結局、お金がないと生きていけないってのは事実で、自分で完璧にお金を生み出す術を定着させるまでは
のうのうと自由にフーテンで生きていけるってわけじゃない、ということ。
だからタイミングや、状況によっては短期や派遣や単発のバイトをしなければいけないという覚悟も必要になる。(受け入れてくれるかは別)
「garaman決断」に何事?って思った。
だってどうせ”働く”なら、お金欲しいでしょ?
みんなそうじゃないの?
知り合いの手伝いだとか、ヘルプだとかってお金が発生するから受けたりするよね?(もしくは何らかのメリット)
…書いてみて思い出したら、俺も昔BARで働いてた時は、楽しいから休みの日でも無償で出てたな。
でも、一回話を戻すと、やっぱり働くからにはお金は発生してほしい、と思うのが人だと思ってる。
自分のために使える時間が減る分、使えるお金が増える…って解釈だったわけ。
そもそも、その人が好きだから無償で働くとか、手伝うみたいな簡単なものじゃなくて、しっかりと”働く”と言ってる。
ONE PIECEの原作でルフィがタダ働きってなったのは、店を壊してゼフに怪我させた罰みたいなのだからね。
むしろgaraman大砲の場合は、生き様を学ぶみたいなことに利益を見出してる。
それは確かに素敵なことだけど、今の日本人ではあんまりとれない悪手。
ただ、”悪手だから悪い”ってことじゃないんだけどね。
でも普通に時間をそこに使うなら、自分にとって目に見える形のご褒美は、やっぱり”お金”だと思うんだ。
【garaman雑用修行編】
— garaman大砲☠️友達王 (@teikoku_circus) 2020年1月15日
武者修行2日目。
昨日は17時~23時40分まで
割烹屋へ。
皿洗いから、教えもなしにいきなり接客へ。
やりながら学べスタイルだけど、
聞いたらしっかり教えてくれる。
そして手持ちぶさたになる時も、
自分で考えて行動するクセがつきそうで。
空気がそうさせてくれる。 pic.twitter.com/cAYdgNzyEF
師匠がフッ軽
最初はお金は普通に払う、と言われていたようだが、頑なに断ったらしい。
でも普通、誰かを雇う(それが無償でも)なら、お金は発生すると考えるのが普通だろう。
そこで「わかった」というゴーサインが切れる人だから garamanも師匠と呼ぶのかもしれない。
しかし、ここで大事なことが一つある。
「お金が発生するしない」と「接客の質が上下する」は、また別の話。
お金が発生しないからといって、手を抜いてしまえば、師匠のお店の評価は下がる。
その結果、師匠からの自分への評価が下がる。
彼はそういう男ではないのは俺だって知ってるし、おそらくその師匠も知っている。
だからといって、ゴーサインが切れるかというと、本当に別物になってくる。
結局のところ、コイツおもろいなって思ってもらえてるんだろうけど、それが人として得してる。
果たして、どうなのか
お客さん自体は絶対に無賃金を知らないわけだし、お金をもらわないことが免罪符にもならない。
正直、”働く”という今までの概念に、全く別の新しい概念で切れ込みを入れたと感じた。(実際今までなかったわけじゃないだろうけど)
うちら身内からしたら「相変わらずgaraさんは面白いことやってるなあ」くらいだと思うし、
俺も最初はそんな感覚だったんだけど、何かそんな規模じゃない気がしてならない。
上でも書いたけど、手伝うとかそんな簡単なレベルだったら、確かに無賃金でも仕方ない。
そうじゃなくて、普通に働いたとしたなら、
普通はお金が発生するはずなのに、それを受け取らず、
しかもそれが圧倒的に”本人の意志”によるもの。
本人がそれでいい、って言ってんならどうしようもないんだもん。
普段から生き方だ、働き方だ、などと言っている俺からしたら目からウロコだ。
しかもgaraさん、昼普通に働いてるからね。
何かもう…想像を絶するな。
俺にできるか?そんなこと。
あの人は生き方に指針をくれる気がする。
一つ分かることがある。
このままじゃダメだ。
このままじゃ、俺が一番に振り落とされてしまう。
考えろ、動け、自分にできることはなにか。